shichi7miのブログ

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アミノ酸、タンパク質の紹介

アミノ酸とは

自然界には約500種類ある。アミノ酸の働きはまだ未知なところが多い。その中でタンパク質の素になるのは20種類。その中で体内で合成できないのは必須アミノ酸で9種類。

 

【BCAA、EAA、非必須アミノ酸

分岐鎖アミノ酸必須アミノ酸

スタミナの維持、筋肉痛の予防、筋肉合成の促進。

 

必須アミノ酸と非必須アミノ酸をまとめて見ると

○脂肪燃焼系

リジン、アラニン、プロリン、アルギニン

体内で脂肪を分解する酵素であるリパーゼを活性化する

→体脂肪が遊離脂肪酸となり血中は取り込まれ、エネルギーとなって燃焼

 

○睡眠系

グリシン

末梢血流量が増加し、深部体温の低下を促し、深い睡眠を誘発する

 

 

【オルニチン】

○肝機能を改善だけでなく、成長ホルモンを増やす

 

肝機能のサポートも行い、酒の飲み過ぎにも効果的。

また筋肉合成を増強するアミノ酸として考えられるがこれは成長ホルモンを増やすため間接的な働きで筋肉合成を高めている。

身体のシミが改善されたという報告もある。

 

クレアチン

○瞬発的なエネルギー補給

 

筋肉の収縮をする際に使われるのがATP(アデノシン三リン酸)と言われるもの。

ATPからP(リン酸)を分解する際にATPからADP(アデノシン二リン酸)になり、エネルギーが放出され、収縮が起こる。

そこからまた収縮をするためにはADPを ATPに再合成する必要があるがその再合成をいち早く行うのがクレアチンリン酸である。無酸素下でのエネルギー補給としては沢山必要となる。

世界大会で日本が短距離走に勝てないのはこのクレアチンリン酸が遺伝的に少ないからと言われる。

 

カルニチン

○効果的な脂肪燃焼をサポート

 

肝臓の中でリジンとメチオニンから合成されるアミノ酸の一種。

体内の脂肪には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞があり、褐色脂肪細胞は余分カロリーを熱に変え放出する。

褐色脂肪細胞は小児に多く、成人には少ない。

その褐色脂肪細胞を活性化し、脂肪分解酵素であるリパーゼを分泌させる。

→脂肪分解し、遊離脂肪酸を作る

 

 

ギャバ

○リラックスをもたらす癒し成分

 

有名な抑制系の神経物質として働くアミノ酸

興奮を鎮め、ストレス緩和に効果を担う。

他にも脳の血流を活性化し酸素供給を助けることから、認知症の改善が示唆されている。

また腎臓の働きを活性化し、尿として老廃物を排泄することを促すこと(利尿作用)で血圧の低下の効果もある。

 

 

システイン

○美白と肝臓に効果的な硫黄を含むアミノ酸

 

硫黄を含むアミノ酸のため、含硫アミノ酸の1つ。

グルタチオンの主成分で、抗酸化物質であり、解毒作用を持つ。

 

美白効果としては色素細胞のメラニンを作るチロシナーゼの働きを抑える効果がある。

また皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)を促し、メラニンの排出を早める効果もある。

上記のようなシミやソバカスの改善に同じような美白効果として、

チロシナーゼの働きを抑制するビタミンC、

システインの合成を促すビタミンB6があるので相乗効果を期待して医薬品にもシステインとともに配合されている。

 

 

【ペプチド類】

○体内に素早く吸収されるアミノ酸の合体

ペプチドはいくつかのアミノ酸が結合した物質です。

タンパク質はアミノ酸に分解してから吸収されますが、ペプチドはそのまま吸収するため、吸収スピードが速いです。分解する過程を除くので病中や病後の体力低下している時でも栄養素をスムーズに体内に吸収させます。

 

 

 

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